
とある場所に、大きなお城があった。

事業で大成功を収めた父と女優の母との間に生まれたイーデンは、
賢い愛犬のモランや一人の執事と共に、この城で何の不自由もなく暮らしていた。

贅の限りを尽くした城内は、父親が事業で知りえたスペシャルな流通路と、
女優の母親のセンスが存分に生かされている。

街を一望できるこの場所がイーデンは大好きだ。

愛犬のモランは、とても賢くて優しいワンコだ。

彼は執事を務めるシム。
名前を聞いても頑なに教えてくれなかったので、
Mr.スーパーマンとイーデンは呼んでいる。
こんな広いお城の中を一人で管理している、とんでも超人だからだ。
(まるでどこかの悪魔で執事みたいだ)

左からママ、パパ、そしてイーデン。
イーデンの浅黒い肌と髪質はパパ譲りだ。
ママとパパの馴れ初めを尋ねたら、パパ曰く「ママの怪力に一目惚れした」らしい…。
ママの撮影現場へ仕事で訪れたパパは、成人男性をひょいと抱き上げるママを見て、
このシムならどんな物理的困難でも一緒に乗り越えてくれるに違いない、
と確信したそうだ。

モランが家族のところへやってきた。
賑やかにおしゃべりしてたので、気になったのかな。

相変わらず、モランは可愛いヤツだ。

モフモフしてあげよう。
モランの毛皮は、とても柔らかくてふかふかで気持ちがいい。

モランと遊ぶ。
モランと出会った日から、1人と1匹は相思相愛だ。

モランをモフモフするイーデンを見て、Mr.スーパーマンが声をかける。
執事「坊ちゃん、また犬と遊んでいるのですか」
イーデン「ただの犬じゃないよ、モランは相棒だよ」
執事「すみません、犬は苦手なんです」
イーデン「お前、本当にどこかの執事にそっくりだね」

そんな幸せに満ちた日々は、唐突に終わりを告げた。

『悪魔の日』と呼ばれる日の出来事によって、この世界のあちこちに爆弾が降り注ぎ、
多くのシムが犠牲になった。
実験体になったエイリアン達の逆襲だと言う者もいれば、
究極魔法に失敗した魔法使いの暴走だと言う者もいるけれど、
何が真相なのかは分からない。
分かっているのは、ただ、イーデンの家族と城と想い出が消し飛んだことだけだ。
その日、イーデンは一人で違う街へ出かけていて難を逃れたが、
避難の規制線が解除された自宅へ戻るまでに1か月を要し、
その間にこの城にいたパパとママ、そして執事が犠牲になったと聞いた。
モランはワンコなのできっと素早く逃げ出しただろうけど、無我夢中で逃げた先では、
きっとイーデンの匂いの痕跡すら見つけられないでいるのだろう。

失意の中にあるイーデンに、ある日、トレジャーハントの話が舞い込んだ。
あの『悪魔の日』に、最もひどい被害を受けた街でとっておきのお宝が見つかる、と。
その場所は、ポートプロミス。

今はもう何が建っていたのかすら分からない空き地。
イーデンは、この場所を知人から譲り受けた。
知人は、こんな世界は嫌だからもっと違う世界へ旅に出るそうで、
ここを格安で譲ってくれた。
1か月の避難生活と、この土地の取得で手持ちの資金も尽きたイーデンは、
ここでトレジャーハントをすることにした。

自宅の近くにあるコミュニティ。
この土地に集まったゴミから作られた場所だ。
なるほど、即席でこんな施設が作られるくらいだから、お宝だってありそうだ。

イーデンの土地の近所には、
この街でみつけた素材を使った住居らしい建物が点在している。
多くはコンテナをリサイクルした物だ。

このバーは、列車の車体をリサイクルしてあるようだ。
街で唯一の店なので、そこそこ集まるシムがいるようだ。

この住居は廃材を利用して作られてるらしい。
もう余ってるコンテナが見当たらなかったのか、
それともコンテナ嫌いだったのかは分からないけど。
とりあえず、この土地でトレジャーハントしながら生きていくことに決めたイーデン。
そしていつかあの土地に、あの輝いていたお城を取り戻すのだ。
もうパパとママと執事はいないけれど、モランとはいつか再会できるよう願って。
そのためには最低でも$1,200,000を集めないといけないので、
頑張って貯めることにする。